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趣味のつぶやきや 気になるニュースの備忘録等 ときどき 子育てられ日記

2012/04/03

FOVEONの赤に対する考察

※この記事を書いた後に、何も赤メインの被写体だけに限った現象で無い事が分かってきました。なのでそういう目で見てやってください。


SD1MerrillやDP2を使用していると、赤い被写体に苦労します。
ネットや写真雑誌のレビュー等を見ても、赤、紫、マゼンダ等色々文句を言われる場面があります。
原因は何なのか、私なりに探っています。

FOVEONというセンサが気に入って、使いこんでいる方には常識なのかもしれませんが、原因は赤だけにあるのではないという事が分かります。

以下に、先日の失敗した椿の作例の、ヒストグラムと警告のスクリーンショットを掲載します。
赤は明度オーバー(飛び)、青は明度不足(潰れ)です。
もちろん画像補正は全てゼロ、カラーモードはニュートラル、ホワイトバランスはオートです。
赤、緑、青、全ての警告オン
ALLの警告です。次に三色それぞれに見ていきます。
赤の警告
赤はハイライトがオーバーして飛んでいます。
緑の警告
緑は、シャドーが不足しまくっています。
青の警告
青は、シャドーが若干不足しているようですが、バランス的には良好と言えるでしょう。

ここで注目すべきはどこでしょうか?
赤のハイライト飛びでしょうか?

ハイライト飛びはRGB色情報で表すと(R255,G---,B---)と言う風に、255以上はベタと同値に貼り付き階調が失われている状態です。
GとBはまだ生きていますから、発色バランスが崩れてしまうのです。
具体的には、Rが天井でGやBの数値だけが上がってきます(どちらかと言うとBが上がりやすい)から、ハイライト周辺がマゼンダ系の発色に転びやすくなります。

では、露出補正でアンダーに撮影すれはすべて解決するのか?
赤が飛ばなければハイライト周辺での発色がマゼンダ系に転ぶ現象は抑えられます。

しかし、それだけがFOVEONの癖ではないようです。
緑のシャドー部が特に不足しているのです。

シャドー部の潰れをRGB色情報で表すと(R---,G000,B---)又は青も潰れると(R---,G000,B000)になります。場合によってはハイライトのマゼンダ転びより厄介で、全く情報がないのです。
シャドー部の緑が潰れればマゼンダ系に転び、青も潰れている場合は、完全に真っ赤に発色します。

赤い被写体を撮ったときに、シャドー部は異様に真っ赤でハイライトはマゼンダ系の強烈な発色をするのは、緑も悪さをしていたのです。
ポートレートを撮影するときも、ハイライトを上手くコントロールできないとマゼンダ系が襲い掛かりますし、シャドー部も緑不足で赤みがかります。
これらの癖は的確に把握しておくべき事柄なのでしょう。

さて椿に戻りまして、これで彩度を少しでも上げようものなら、SPPは正直にショッキングな色を出してくれます。
こうなってしまった場合、積極的に彩度を上げる現像は困難を極めます。


ちなみに、彩度を下げたり、カラー調整をすれば警告は少なくできたりもするのですが、既に無い階調を復元する事はできず、バランスは崩れたままとなります。
彩度:-0.1
赤、緑、青、全ての警告オン 
低彩度に逃げるのは手かもしれません。
それから、背景色が犠牲にできるのなら、赤の反対色(シアンやシアンより緑寄り)に思い切り振ってバランス調整するくらいでしょうか。
低彩度、赤抑え
トーンカーブを調整できる環境をお持ちなら、緑のシャドー部を少し持ち上げてあげると、真っ赤なシャドー部の階調を若干補正できます。
また、色調整ができる環境でしたら、赤の色相を橙寄りに振ったりするのも効果的かもしれません。やり過ぎるとぬり絵になりますが(笑)
緑のトーンカーブと赤の色相を微調整
という訳で、赤のハイライトと、緑のシャドーの二重苦である事が判明したのでした。
めでたしめでたし。(じゃないですね(笑))


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